【バスケ】ローポスト1対1のやり方【モーションオフェンス】
こんにちは、三原です。
今日はローポスト1対1の解説です。
ローポストの1対1と聞いて
- センターがやるものでしょ?
- 最近はセンターもアウトサイドでプレイするし
- ローポストの1対1はいらないのでは?
そんなことを考えていることでしょう。
でも、はっきり言います。
センターはもちろんですが、ガードの選手もローポストのプレイを身につけましょう。
なぜならローポストの1対1は、最も簡単に得点が取れるプレイだからです。
そしてローポストのスキルがあれば、ドライブでフィニッシュするスキルも高まります。
マイケル・ジョーダン、マジック・ジョンソン、レブロン・ジェームス、コービー・ブライアント。
歴代のスーパースターは、センターでなくてもポストプレイがうまいという共通点があります。
それだけローポストのプレイは身につける価値があるのです。
動画講義はこちらです。
シール
ポジションを取るのに最高の場所はゴール下です。
ここでボールをもらえれば、身長が低くても簡単にシュートすることができるからです。
なのでまずは相手のディフェンスに体を密着させてポジションを取りましょう。
自分の体で押さえ込んでディフェンスの動きを制御するのです。これをシールと言います。

ゴール下でシールするのですが、ずっとここにいるわけにはいきません。
なぜなら3秒バイオレーションがあるからです。
2.9秒までシールしてパスが入らなければ、制限区域のニュートラルゾーン(ブロック)の位置に出ましょう。
ここがいわゆるローポストです。

ブロックにポジションを取る理由は、リングに対して45度の位置なので、左右どちらにもターンできるからです。
例えばブロックよりもベースラインよりにポジションを取ってしまうと、それ以上はベースライン側に攻められません。
シールの時に覚えておきたい合言葉は「ボールマンに背番号を見せろ」です。
試合中にユニフォームを着ていれば、胸の真ん中に背番号がありますよね。
それをボールマンにはっきり見せるような姿勢を作るのです。
ボールマンに対して体の正面を見せるのです。大きく面を取ります。
そして大きく手を上げて「ここにパスをくれ!」という表現をしましょう。
キャッチした瞬間「3C」
5がEに対してシールする時、ディフェンスがいる方の左手はディフェンスをおさえます。
そして右手はパスをもらうための手です。
- ピンハンド(ディフェンスをおさえる手)
- ターゲットハンド(パスをもらう手)
このように手を使い分けましょう。

そしてパスをもらった瞬間に「3つのC」を意識します。それは
- キャッチ(ボールをしっかりつかむ)
- チン(ボールをあごの下にチェック)
- チェック(ディフェンスがどこにいるか見る)
これを合言葉にして、攻撃の姿勢を作りましょう。
ドロップステップ
ボールを持つ瞬間に、アウトサイドでボールをもらう時は「ボールに飛びつけ」が合言葉です。
これをボールミートと言います。
でも、ローポストでボールミートするときは、逆の考え方です。
つまりボールの方に飛び出さず、ディフェンスの方にぶつかるようにミートするのです。
あまり強くぶつかるともちろんファウルです。
イメージとしては、ディフェンスの方に50センチだけミートするという感じです。
ボールをキャッチするときは両足同時のジャンプストップにします。
その方が力強く止まれるし、左右どちらの足もピボットフットにできるからです。
そしてディフェンスが真後ろでなく、左右のどちらかにはっきりいるときは、足を縦にします。
足を下げることでディフェンスが動けないように制御するのです。
- ディフェンスにぶつかるようなミート
- たて足にする
- ディフェンスを制御してターンシュート
この一連の動きをドロップステップと言います。
ドロップステップは最も力強く、絶対に守れないプレイです。最優先で狙いましょう。


ターンアラウンド
ディフェンスが左右にいるときは、たて足にしてドロップステップですね。
でもディフェンスが真後ろにいるときはどちらにもドロップステップを踏めません。
この場合は、ターンしてリングを向きましょう。
- 両足同時にジャンプストップ
- 左右どちらかにフロントターン
- バンクシュート
こういった流れです。
できるだけスムーズな流れでシュートまですることが、ディフェンスに反応するスキを与えないことになります。

ドロップステップまたはターンアラウンドの2択がローポストプレイの基本です。
まずはこれを覚えた上で、さらに使える具体的なプレイを紹介しましょう。
マクヘイル(ステップイン)
シュートを構えて、ディエンスが両手を上げたら、1歩ステップを踏みます。ステップインです。

こうすると、ステップした足を「かばい足」としてディフェンスを制御することができますね。
肩幅を利用してシュートです。
ゴール下はシュートフェイクが効きやすい場所なので、たくさん使いましょう。
そしてステップインを使うのです。
元セルティックスのケビン・マクヘイルが得意だったプレイです。
バークレー
ブロックでボールを持ってすぐにターンできない時は、ドリブルでディフェンスを押し込みます。
大事なのはドリブルをミドル方向にすることです。
ゴール下まで押し込めたら、そのままフックシュートします。


このドリブルコースにディフェンスが入ったら、リバースターンします。
かばい足で完全にディフェンスを制御できます。
チャールズ・バークレーが得意だったプレイです。
シクマステップ
これは相手の方が身長が圧倒的に高いときに使います。
ボールを受けたら、お尻を後ろに引くようにリバースターンしてリングに正対します。

あえてリングから遠ざかることで、1歩分の間合いを作るのです。
その間合いでシュートを構えて、ディフェンスが伸び上がったらドリブルで抜く、という1対1をします。
背の低い技巧派センター、ジャック・シクマの得意技です。
まとめ 1つの得意技をつくろう
ローポストのプレイを理論的にまとめました。
大事なのはまず練習してみることです。
くり返しやってるうちに、自分の好きなプレイが見つかります。
「この動き、なんだかやりやすいな」
そんなふうに思えるプレイが見つかります。
それが見つかったら、それを得意技にしましょう。
スーパースターは1つの得意技で勝負するものです。
- ジャバーのスカイフック
- ダンカンのバンクシュート
- ジョーダンのフェイドアウェイ
そんなプレイです。
1つ見つけると、練習も張り合いがありますし、
それを止めようとディフェンスが動くので、他のムーブもしやすくなります。
得意技をつくりましょう!
【参考文献】
3アウト2インのモーションオフェンスは、この1冊にまとめています。
本質的な内容なので、再現性は高いです。
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