【バスケ】ハンマーオフェンス
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こんにちは、三原です。
先日こういったツイートをしました。
https://twitter.com/coach_manabu/status/1258214554862907392?s=20
2014年のサンアントニオ・スパーズは、史上最高のオフェンスをしたチームです。
そのオフェンスパターンのひとつがハンマーと呼ばれるプレイ。
かんたんにいうと、逆サイドでのフレアスクリーンのことです。
いろいろなオフェンスと相性がよく、最近ハンマーを使うチームが増えています。
NBAだけでなく、ワールドカップでもたくさん見れました。
https://twitter.com/coach_manabu/status/1247660262527619072?s=20
https://twitter.com/coach_manabu/status/1249249166594699264?s=20
ハンマーを4対4で理解しよう
ハンマーのプレイは4対4がわかりやすいので、まずその解説から。
1が2にパスをして、ハンドオフのパスをもらいます。
そのままベースライン側にドライブです。
同時に、4が3にフレアースクリーンです。
「フレアー」ってのは「広がる」の意味。コーナーに向かって広がるようにスクリーンを使います。



ベースラインドライブと相性がいい
ベースラインドライブをすると、ふつうのディフェンスはカバーします。
カバーするとゴール下が空くので、ディフェンス全体が下がって埋めます。これをカバーダウンといいます。

ドライブは「カバー → カバーダウン」で止める。これがふつうのディフェンスです。
詳しくはこの記事で解説してますので、よかったらどうぞ。
さて、ドライブと同時に逆サイドがフレアースクリーンをすると、オフェンスの3と4、ディフェンスのCとDの4人が、みんなウイングあたりに固まりますね。
こうなるとベースラインがぽっかりと空くわけです。だからカバーに行けない。


- ベースラインドライブをする
- そこを空けるためにフレアー
という2つのプレイはとても相性がいいのです。
コーナーがノーマーク
フレアースクリーンをディフェンスが捨てて、ボールマンにカバーに行くことも考えられます。
こうなったら、完全にコーナーがノーマークですね。
ドリブルでレイアップに行けないかわりに、コーナーにパスを出して3ポイントを打たせます。
スクリーンがかかっているので、カバーダウンに行けませんから、このパスを止める人はいません。

5人目はトップにいる
以上がハンマーの基本的な仕組みです。
実際の試合では5人いますので、もう1人はどこで何をするかというと「トップで止まっておく」が答えです。

ふつうのオフェンスだと、トップで止まるというのは、一番やっちゃいけないことなんです。
理由は、オフェンス的に最も有利なポジションをつぶしてしまうからです。
ここにボールが入れば360度、どこにでもパスやシュートができるので、ふつうは空けておきたいんです。
でもハンマーは狙いがベースラインです。
- ドライブでレイアップに行く
- またはコーナー3
この2つが狙いなので、トップは使わないんです。
なので、じゃまにならないように、ここに止まっておきます。
まとめ
ドライブへのカバーに行かせないため、逆サイドでフレアースクリーンをする。
これがハンマーと呼ばれるプレイです。
逆サイドはスペースを取るために広がっておくのが基本ですが、フレアースクリーンを加えるというのも良いアイデアですね。
いろんなオフェンスで使えるので試してみてください。
なお、一番ダメな逆サイドは、なんとなくボールに近づくです。
これだけは絶対ダメで、ドライブしていくスペースがなくなるからです。
ついついボールに吸いよせられるように近づく選手は多いので、そこも注意してみてくださいね。
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