『常に攻撃的であれ』 バスケットボールコーチ・三原学のブログ

バスケットボールの【フルコートプレスディフェンス】

2019/04/16
 
この記事を書いている人 - WRITER -
三原 学
高校のバスケットボールコーチ。中学高校の教諭。 日本バスケットボール協会公認B級コーチ、およびB級審判員。 東京都を中心にバスケットボールの普及、強化にあたる。 バスケットボール、子育て、教育に役立つ情報をブログで発信。 座右の銘は「即断・即決・即行動」。バスケットボールにおけるモットーは「常に攻撃的であれ」。

こんにちは、三原です。

お読みくださり、感謝しています。

今回は「フルコートプレスディフェンス」というお話をさせて頂きます。

プレスディフェンスとは、ボールを奪うつもりで計画されているディフェンスのことです。

それをフルコート(オールコート)で行うことは、成功すればディフェンスにとって最も理想的な方法になります。

しかし、ディフェンスをフルコートに広げるということは、1人1人がカバーすべき範囲が広がりますから難しくなりますし、体力的にも非常に厳しいというデメリットがあります。

プレスをどれだけ使用するかは、そのチームのヘッドコーチの判断にもよります。

私の場合は、前提としては「ハーフコートのノーマルマンツーマンが完璧にできれば、フルコートのディフェンスも自然にできる」と考えているので、基本であるハーフコートのディフェンス練習がメインに指導しています。ただ、プレスの練習は必ずやっておくべきだと考えています。

なぜならば、まず1つは、試合中に負けているとき、プレスを仕掛ければもう一度追いつくチャンスがあるかもしれないからです。前半でリードされて、そのまま時間が過ぎて普通にディフェンスしていたのならばもう間に合わない、そんなときにプレスがあれば、もう一度勝負を仕掛けることができます

もう1つは、練習自体がハードになり、脚力の強化に最適だからです。私の経験上、適切に指導すれば、高校生たちはプレスをすることを好みます。さらに言えば、みんな走ることが好きなのです。オールコートのドリルはきついですが、コーチが良い雰囲気を作り、適切に技術を指導すれば、多くの選手たちはプレイするのが好きになるはずです。そしてプレスの練習自体が脚力を鍛え、脚力がつくということは、イコール「良いバスケット選手になる」ということを意味します。この点からも、プレスは練習しておくべきです。

さて、具体的にプレスのシステムを説明します。

私は多くの場合、「4対4」で練習を指導しています。

ポイントになるのは「Xチェンジ(ラン&ジャンプ)」と「ダブルチーム」です。

 

Xチェンジ(ラン&ジャンプ)

Xチェンジ(ラン&ジャンプ)とは、「一瞬だけダブルチームに行って、すぐにマークマンを入れ替える方法」です。ボールに2人がつきますが、それは一瞬で、すぐに新たなマークマンにマッチアップします。これはボールマンを「びっくりさせる」効果があります。そして、すぐにマークマンにマッチアップしますから、その後のスキをつかれるリスクも低いです。

Aは#1をチームルール通り、サイドラインにドリブルさせるようにします。そして、そのまま誘導し続ければ、サイドライン上で「行き止まり」になるはずです。そのドリブルが止まり、#1の背中が見えた瞬間、Bはダブルチームに向かいます。

ただし、この場合はダブルチームを続けるのではなく、一瞬だけですぐにマークマンをローテーションします。カバー「してもらった」Aが、#2にマッチアップします。

これは、マークマンが交差するので「Xチェンジ」と言ったり、走りながらボールに飛びつくので「ラン&ジャンプ」と言ったりします。

 

ダブルチーム

ダブルチームとは、1人のボールマンに2人でマッチアップすることです。ラン&ジャンプとは違い、ボールが手から離れるまでボールマンを挟み続けます。

先ほどの図の続きで、センターライン付近でダブルチームをする例を説明します。

 

#2をAはサイドライン方向にドリブル誘導します。しかし、今度は「行き止まり」にすることができず、センターラインを突破されてしまいました。この場合は、自分にとってドリブルが向かってくるディフェンス、つまり#4にマッチアップしているDがボールを迎えに思い切り出ます。この動きと同時に、BとCもボールサイドに寄りましょう。

AとDで#2をダブルチームしています。なぜラン&ジャンプではなくダブルチームするのか?それはセンターラインが近いからです。センターラインを踏めば「バックパスのバイオレーション」になり、マイボールになるのでここで追い込むのです。

Dがダブルチームに出るので#4がノーマークになります。それを予測して、Cがインターセプトできれば最高です。

もしインターセプトできなければ、Bがカバーダウン、Aがさらにカバーダウンして、ローテーションをします。

 

以上が基本的なマンツーマンのフルコートプレスディフェンスになります。

図で書く以上に、体力的にも判断力的にも大変なディフェンスです。

しかし、プレスがあれば試合の追い上げに成功することができるかもしれません。また、練習しておくこと自体が、脚力の向上につながり、すべてのプレイに好影響となる練習です。

  • 「ボール出るよ!」
  • 「ボールに出てくれ!」

このようにプレイ中は絶えず声を出して、積極的にディフェンスしましょう。

そして、練習でいつでもコミュニケーションを取り、自分たちのプレスを発展させてください。

きっと楽しい練習になりますし、チームも強くなること間違いなしです。

最後までお読みくださり、感謝しています。

ありがとうございます。

三原学でした。それでは、また。

 

 

この記事を書いている人 - WRITER -
三原 学
高校のバスケットボールコーチ。中学高校の教諭。 日本バスケットボール協会公認B級コーチ、およびB級審判員。 東京都を中心にバスケットボールの普及、強化にあたる。 バスケットボール、子育て、教育に役立つ情報をブログで発信。 座右の銘は「即断・即決・即行動」。バスケットボールにおけるモットーは「常に攻撃的であれ」。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© バスケの大学 , 2019 All Rights Reserved.