こんにちは、三原です。
今回は「ディフェンスの方向づけは何が一番良いのか?」というお話です。
ディフェンスで「方向づけ」することは、重要です。
- ドリブルのコースを限定して
- そこをカバーする
というチームディフェンスの基本が方向づけですよね。
普通、方向づけというと
- サイドラインに行かせろ
- エンドラインに追い込め
という「ラインに追い込む」という方法が一般的です。
でも今回の記事は
- 方向づけはそれだけじゃないよ!
ということを言いたい。そんなお話です。
みなさんのアイデアを膨らませられたら嬉しいです。
ラインに追い込む「ファンディフェンス」
そもそも、ラインに追い込むディフェンスは何が良いのか
- コート中央でボールを扱われると360度の選択肢がある
- ライン際だと180度
- コーナーだと90度
ということで、オフェンスのプレイを限定させることができるからです。

これはもちろん間違っていませんが、難点が1つあって
- カバーが難しい
- ローテーションが必要
ということです。
図のように、ボールをエンドラインにドリブルさせるように誘導します。

そのままではレイアップされてしまいますから
- カバー
- カバーダウン
とみんなが連動して守る必要があります。


理論としては良いのですが、実際にできるかと言えば、難しいのです。
誰か一人でも遅れると穴が開くからです。
まん中に行かせる「ファネルディフェンス」
一方で、中央にドリブルさせるという方向づけもあります
- エンドラインは抜かせない
- サイドラインは抜かせない
- ドリブルはまん中に行かせる
- ということです。
こうすると何が良いかと言えば
- まん中には味方がたくさんいる
- 無意識にカバーが行ける
ということなのです。
図のように、ボールとリングを線で結びます。そして
- 狭い方を「ウィークサイド」と言います
- 広い方を「ストロングサイド」と言います。
- ウィーク(弱い)とは「味方がいない」という意味です。
- ストロング(強い)とは「味方がいる」という意味です。

先に述べた「ラインに追い込め」のディフェンスは
- あえてウィークサイドに抜かせて
- 全員でカバー、ローテーション
ですから、そりゃ難しいですよね。

ストロングサイドに行かせれば、全員でローテーションしなくても
隣の人が寄ればカバーおしまいです。
こっちの方が簡単です。

オフェンスを時計回りにさせろ!
もうひとつ、最近知った面白い方向づけは
- オフェンスを時計回りにさせろ
というもの。
これだけ聞けば意味不明ですが、図で解説します。
時計回りはこのような回りですよね。

つまり「左手でドリブルさせろ」ということです。
たとえば右45度にボールがあれば、時計回りですから、まん中にドリブルさせることになります。

左の45度であれば、時計回りですから、エンドライン側にドリブルさせることになります。

たまに左利きもいると思いますが、だいたいは右利きですから、時計回りの左ドリブルは苦手なはずです。
パスもシュートも、右手が封じられたら、かなり困ります。
だから時計回りなのです。
聞いた話では、秋田県の能代工業高校が全盛期のころ、2-3のゾーンディフェンスで「時計回り」をやっていたようです。
さすが!と思いました。
いろんな考え方がありますが、あなたはどう思いますか?
大事なのはコーチ、選手が考えることなのです。
今回はディフェンスの方向づけは何が一番良いのか?というお話です。
動画ではもう少し詳しく解説しています。
最後までお読みくださり感謝しています。
三原学でした。それでは、また。
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