ファンダメンタル講座

ディフェンスの基本姿勢を解説 【バスケ ファンダメンタル講座 11回】

こんにちは、三原です。

この記事ではディフェンスの基本姿勢をわかりやすく解説します。

ディフェンスって、カバーとかローテーションとか、チームでいろいろやっても、結局1対1が弱いとダメなんですよね。

かんたんにズバッと抜かれちゃうと、それで終わっちゃうんで。だからディフェンスの姿勢がすごーく重要です。

  • ディフェンスでよく抜かれる
  • 基本姿勢をちゃんと教えられない
  • 安定したチームディフェンスをしたい

そんな方は、ぜひ最後までこの記事をお読みください。

きっとお役に立つはずです。

YouTubeでも解説しています。

音声だけでも学べるので、聞き流しでもぜひどうぞ!

ボールマンディフェンス

では、さっそくいきましょう。

まずはボールマンにつくディフェンスです。

気をつけるのは次の3つです。

  1. ノーズ=チェスト
  2. ヒール=トゥ
  3. トレースハンド

ノーズ=チェスト

腰の高さのことです。

自分の鼻が、相手の胸にくるように、姿勢を低くしましょう。

腰が高くても、低すぎても動けません。

ヒール=トゥ

足の前後のことです。

前足のかかとが、後ろ足のつま先と並ぶようにします。

足がそろったら、動きにくいんです。

逆に、足を下げすぎると、かんたんに抜かれます。

ヒール=トゥがちょうどいいです。

ちなみに、足幅は動ける範囲で最大限に広くしてください。

足幅がせまければ、ドリブルで直線に抜かれます。

広ければ、ドリブルコースがふくらむので、抜かれにくいです。

トレースハンド

前足の手は、下からドリブルをスナップしましょう。

下からってのがポイントです。

上からだと姿勢が高くなります。下からスナップするクセをつけましょう。

そして、逆の手は「耳の横」に広げます。

これはパスコースをおさえる手です。

ボールの隣「ディナイ」

次はボールの隣、ディナイです。

マークマンにパスを持たせないためのディフェンスです。

基本姿勢の

  • ヒール=トゥ
  • ノーズ=チェスト

これはいっしょです。

それに加えて、ポイントは

  1. 重心はやや後ろ
  2. 小指を見る
  3. 背中を大きく

です。

重心はやや後ろ

ディナイは、後ろに下がる動きが多いです。

バックドア(裏へのパス)をされたら嫌なので、どちらかというと重心を後ろにおきましょう。

前に出るより、下がる動きが重要ってことです。

小指を見る

視線は伸ばしてる手の小指を見ましょう。

そうすると、ボールとマークマンが両方視野に入れられます。

背中を大きく

手のひらをボールに向けるのですが、イメージとしては「背中でディナイ」するくらいに、背中を大きく見せましょう。

そのほうが威圧感があって、パスコースを守りやすくなります。

隣の隣「ピストル」

最後はピストル。

これはマークマンを離してボールに寄った、いわゆる「ヘルプポジション」ですね。

これまた基本の

  • ヒール=トゥ
  • ノーズ=チェスト

は共通です。

ピストルのポイントはたった1つだけ。

ボールとマークマンを視野に入れる。

これだけです。

「ボールを見たら、マークマンが見えない」というように、どちらかしか見えない場合は、ポジション取りが悪いと思ってください。

首を振らなくても、ボールとマークの両方が見える位置に立つ。

そして、その両方を「見てますよ!」とアピールするように、指でさしましょう。

二丁拳銃みたいだから「ピストル」って名前なんです。

ディフェンスは好不調の波がない

以上がディフェンスの基本姿勢です。

きちんと練習して、自然に動けるまで、体で覚えてください。

ちなみに、なぜディフェンスは練習すべきなのでしょうか?

それは好不調の波がないからです。

オフェンスはどうしても、その日の調子があります。

  • やけにシュートが入る
  • 今日は全然だめ

という日が、やっぱりあるんです。

逆にディフェンスは、それがないです。

  • 今日はやけに止められる
  • 今日はやけに抜かれちゃう

というのは、ないんですね。

練習通り、実力通りに成果が出る。それがディフェンスです。

オフェンスが不調だったら負け。という弱いチームではなく、安定して勝ちたいですよね?

だったらディフェンスを固めましょう!

ディフェンスは決して裏切らず、必ず試合で頼りになるはずです。

ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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