教科書

【バスケの教科書】高校生のためのドリブルドライブモーション

こんにちは、三原です。

このページは「高校生のためのドリブルドライブモーション」の戦術が書かれた電子書籍のご案内です。

最近のバスケ戦術って、こういった特徴があります。

  • スペースを広くとる
  • ドリブルでリングに攻める
  • ディフェンスが収縮したら、キックアウトして3Pを打つ
  • ミドルの2点シュートは打たない
  • ポストアップは積極的にはしない

NBAや国際ゲームなどのトップレベルは、もうほとんどこれです。

その影響で、最近では日本の中学生、高校生にも多く見られます。

しかも最近の子どもたちはYouTubeなどの動画が好きなので、現代のバスケに敏感です。ドリブルが好きで、1対1が好きな子どもがあきらかに増えました。

じゃあこの変化はいつ頃からかというと、2008年くらいですね。

このとき何があったかというと、バンス・ウォルバーグさんという高校のコーチがつくった「ドリブルドライブモーション(DDM)」というオフェンスが世界的に有名になったんです。

このオフェンスのなにがそこまですばらしいのか?ひとことで言うと「身長がなくてもできます」ってところです。

  • 身長は低いけど
  • なんとかして勝ちたい
  • いい戦術はないだろうか?

これって、世界中のコーチが持つ、永遠のテーマですよね。もちろんわたしもそうです。

DDMはこのテーマに対して、明確に答えを出した理論だったんです。

だからこそこのオフェンスが、先に述べた現代バスケのスタイルの基礎になりました。

世界への広がり方は、こんな時系列です。

  1. 2000年頃、バンス・ウォルバーグがDDMを発明
  2. 高校界で噂になる
  3. メンフィス大学がそれを真似する
  4. 2008年、メンフィスはNCAAトーナメント準優勝
  5. NBAにも広がる
  6. 2008年、ボストンセルティックスがDDMで優勝
  7. 2012年、マイアミヒートがDDMで優勝
  8. 世界中が真似するようになる

あらためて見ても、すごい流れです。とくにマイアミヒート時代、レブロン・ジェームスのドライブを誰も止められずに、DDMは世界に広がった印象がありますね。

これ以降、DDMは世界的にバスケの主流になるわけですが、当然のことながら、わたしたち指導者も最新のものを勉強しなければいけません

  • ゆっくりボールを運んで
  • ポストアップして
  • じっくり1本いこう!

みたいなバスケは確実に終わりをむかえています。

そして、古いやり方に固執してると、スマホ世代の子どもたちからソッポを向かれます。「あ、この先生、バスケくわしくないな・・・」みたいに思われてしまうでしょう。

DDMを解説した本や動画教材は、世界中にたくさんあります。

わたしが今回まとめた本書の特徴としては、

  • 文字数が多すぎず、本質だけ伝わりやすい
  • 高校生以下がプレイする前提で解説されている
  • 複雑なプレイは省いている

という3点です。

「高校生のための」というタイトルになっているのは、わたしが現役の高校生を教えるコーチだからなだけで、内容としては中学生、ミニでも使えます。もちろん、男子だけでなく、女子でもOKです。

さらにもう少し特徴をいうと、5アウトのドリブルドライブについて解説された数少ない教材です。

DDMは基本、4アウト1インです。でも、センターがいないチーム、本当に全員が低身長のチームもありますよね?

そんなチームには5アウトがいいでしょう。わたし自身、背の低い選手を教えることが多いので、5アウトの指導にはこだわりがあります。そしてそのノウハウも本書には詰め込んであります。

なおこの電子書籍は、2020年4月にAmazonとnoteで販売したものと同じ内容です。なので、以前ご購入くださった方は買わないでください。

今回、わたしのホームページをリニューアルして、電子書籍の教材をブログ上でも読めるように実装しました。

文字数は約16,000字。プレイの図が約60枚のボリューム内容になってます。

目次はざっとこんな感じ。

  1. はじめに
  2. ドリブルドライブモーションとは
  3. ドリブルドライブにおける3つの誤解
  4. オフェンス成功の3要素
  5. ポジションごとの役割
  6. シュートの期待値
  7. スロットと5つのゾーン
  8. 3人の動き「ウィーブ」
  9. ドライブへの合わせ
  10. 5アウトのドリブルドライブ
  11. 速攻からドリブルドライブ
  12. おわりに(ドリブルドライブモーション誕生秘話)

全12章のうち、3章まではこのページでお読み頂けるようにしておきます。

ちょっと「立ち読み」してみてください。

では、これより本文です。

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はじめに

こんにちは、三原です。本書をお読みくださり感謝しています。

この本であなたが手に入れるものは、次の3点です

  • ドリブルドライブモーションの考え方
  • 選手にわかりやすく伝える理論
  • 具体的な動き方の解説

「ドリブルドライブモーション」とは、2010年頃から世界中で注目されているバスケットボールのオフェンス戦術です。

NBAを始め、多くのチームが何らかドリブルドライブの一部分を取り入れてプレーしています。

「背が小さいけど、何とかして勝ちたい」と考えているバスケットボールチームにはとても参考になる戦術です。

本書を手に取っていただいたからには、あなたはバスケットボールに詳しくて、ドリブルドライブモーションに期待をしていることでしょう。

でも、同時にこんなこともお考えではないでしょうか?

  • 自分のチームには難しいにちがいない
  • プロがやってる戦術が子どもたちに合うわけない

でも、そんなことはありません。

むしろドリブルドライブモーションは育成年代に最も適した戦術なのです。

なぜならばこの戦術は、もともとアメリカの高校の先生が考えたものだからです。

だからこの戦術最大の特徴は「とても簡単にできる」ということです。

わたし自身、高校バスケを指導して現在16年目になりました。

毎年多くの試行錯誤をくり返していますが、その根底にあるのは「背の小さいチームが、どうやったら点数を取れるのか」です。

そしてきっと同じ悩みを持っている方は多くいるはずです。

ドリブルドライブモーションはその名の通り、ドリブルで1対1をすることをメインにしているオフェンスです。

でも、しっかりとチームで約束事が決まっていて、周囲の選手が協力する形にまとまっています。

ドリブルドライブは個人スキルを伸ばすと同時に、チームプレーの大切さを教えるのにも最適です。

今現在、あなたのチームでやっているオフェンスがすでにあって、それにドリブルドライブモーションの良い部分だけを採り入れる、ということも十分に可能です。

もちろん、ゼロからのスタートで、すべてを1から取り組んでいくこともできます。あなたのニーズに合わせて、必要な情報を使ってください。

わたしと同じうようにバスケットが大好きで、だからこそ悩んでいるあなたのお役に立てれば、これ以上の喜びはありません。どうぞ最後までお楽しみください。

ドリブルドライブモーションとは

ドリブルドライブモーションは、その名の通りドリブルでゴール下を攻めるプレイです。

ドリブルの1対1がしやすいように、チーム全員で動いてスペースが作れるように計画されています。

もしあなたのチームに、大きいセンターがいなければドリブルドライブモーションは最適のオフェンスです。

基本の形は、図のような4アウト1インになります。

画像1

1がドライブでゴールに向かいます。そしてシュートします。

画像2

1がシュートできないとすれば、4のディフェンスDがカバーに来るからです。そうしたら4がノーマークです。

画像3

4をノーマークにしないためにはCがカバーするしかありません。そうなれば逆サイドの3がノーマークです。

画像4

またはボールサイドのBがカバーに来ることもあります。このときはコーナーの2がノーマークです。

画像5

1がドライブでAを抜けなければ、セフティーとして背後に入ってきた5にパスを返します。そして5が再びドライブをします。

画像20 画像21

これがドリブルドライブモーションの基本です。

このように、1つのドライブにチーム全員が合わせる計画になっています。そしてノーマークの味方を見つけて、もっとも有利な人がシュートします。

フォーメーションを覚えるというより「バスケットボールの本質を理解する」という点で最高の戦術です。だから、育成年代に最適なのです。

本章のまとめ

  • ドリブルドライブモーションの基本は「広い4アウト」
  • 小さいチームには最高の戦術
  • ドライブに対して、チームが合わせるプレイ
  • バスケットボールの本質を理解するのに最適

ドリブルドライブにおける3つの誤解

ドリブルドライブモーションの魅力について語ると「それって本当に良いオフェンスなの?」という疑問を持つ人が少なくありません。

なぜならばドリブルドライブモーションは、今までの常識をくつがえす考え方であり「未来のバスケットボール」だからです。

最初にドリブルドライブモーションを学ぶ人が懐疑的になるのも無理はありません。

なので、このオフェンスについて理解を深めるためにも、よくある「3つの誤解」についてお話ししておきます。

もしかしたら、今あなたも同じことを考えているでしょうから。

1.選手に高い能力がないと、戦術を学んでも意味がない

確かに、すべての戦術は個人の能力が高くないとうまくいきません。

でも「うちには良い選手がいないから」と嘆いていること自体が問題です。そう考えている時点で、成長がないからです。

戦術の中には、個人の能力があることが前提で作られているものも多くあります。プロのチームが使っている戦術の多くはそいういうものでしょう。

でもドリブルドライブモーションは、元々は高校生むきに作られた戦術なのです。特徴としては

  • 理解がしやすい
  • 全員に攻撃チャンスがある
  • やってるうちにスキルが上達する

というオフェンスです。特に「やっているうちにスキルが上達する」というのは素晴らしいことで、わたし自身も高校生に指導していて、それは実感しています。

選手の能力がないとできない、ではなく、やっていけば選手の能力が高まる。それがドリブルドライブモーションです。

2.もう自分にはオフェンス理論があるから、別に新しいものは必要ない

あなたが若手のコーチならともかく、ベテランのコーチだとすれば、おそらくこう考えるでしょう。

  • 自分には得意のオフェンスパターンがある
  • 自分のチームでは、すでにその練習を積んでいる
  • 新しいオフェンスを取り入れたら、今までの練習が無駄になる

だから新しいオフェンスを学ぶ必要はない、ということです。

でも、ドリブルドライブモーションは「パターン」というより「考え方」です。完璧なセットプレーではなく、フリーランスオフェンスを「交通整理」した形とイメージしてください。

つまり、今までのあなたのオフェンスに、良いと思われる部分を「つけ加え」するだけでも良いのです。

そっくりそのまま真似するのではなく、あなたのオフェンスにドリブルドライブモーションの一部分だけをつけ加えてください。きっと攻撃力が増すこと間違いなしです。

ドリブルドライブモーションは、本来4アウト1インのポジションで作られたオフェンスです。

でも、わたし個人の経験では、センターがチームにいないということも多かったです。

そこでわたしはドリブルドライブモーションの考え方を応用して、5アウトのプレイにアレンジしました。

そういうことをあたなが自分のチームで行うことが可能なのです。

なお5アウトのプレイについても本書では解説しています。

もちろん、あなたがオフェンスの指導について悩んでいるならば、そっくりそのままドリブルドライブモーションを取り入れてください。まちがいなく効果はあります。

3.1対1ばかりでチームプレイではない

ドリブルドライブモーションはドリブル1対1が中心ですが、そのために「周りがどう合わせるか」が計画されています。

  • スペースを取って広がる
  • パスを受けに動く
  • ドライブに合わせる

こういうことが理解しやすく計画されているのです。

「ドリブルばっかりつくようになる=悪いオフェンス」というイメージがあるかも知れませんが、それとは違います。

確かに、目的のない無駄なドリブルはしてはいけません。でも、このオフェンスではむしろ「ドリブルの目的」をしっかり指導することができるので、無駄なドリブルが減ります。

1対1をするばかりでチームプレイにならないのではなく、味方が1対1をしやすいスペースを作るためにどう動くか、というバスケットボールの本質を理解するために最適のオフェンスです。

本章のまとめ

  • ドリブルドライブモーションは個人のスキルを伸ばすオフェンスである
  • 一部分だけを取り入れることもできる
  • 1対1を中心としたチームプレイである

=====

ここまでが第3章です。

読んでくださって、ありがとうございました。

続きは、本編でお会いしましょう!

高校生のためのドリブルドライブモーションオフェンス

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三原学
1981年東京生まれ。小5からバスケを始める。早稲田大学では主務としてインカレ第3位に貢献。卒業後は、母校である安田学園高校の男子バスケットボール部を指導している。常に攻撃的なバスケットボールがモットーで「やって、見て、教えて日本一楽しいバスケ」を日々追及している。特にパス&ランのオフェンス指導には定評があり、選抜チームなどのコーチも歴任。ライセンスはJBA公認B級コーチ、B級審判。「5アウトのモーションオフェンス」「ドリブルドライブモーションオフェンス」など著書多数。運営ブログ「バスケの大学」はYouTube版も好評。
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記事を最後までお読みくださり、感謝しています!

この記事に共感してもらえたら、「バスケの大学・図書館」ものぞいてみてください。

あなたのようなバスケ大好きな方には、きっとお役に立てるはずです。

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Amazonのものは、アンリミテッドの方なら無料で読めます。ぜひのぞいてみてください。

今日もありがとうございました。

それでは、また。

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