コーチング

ベンチメンバーを決める方法【バスケのコーチング】

こんにちは、三原です。

ベンチワークって、すごい大事です。

特にバスケットボールはコーチの影響が大きくて

  • コーチが勝敗の80%を握る
  • 1桁差の負けはコーチの責任
  • シュート以外はすべてコーチの仕事

こんなこともよく言われるスポーツです。

ところでわたしは、高校バスケの指導歴17年です。

コーチングにスペシャルレシピ、つまり「答え」はありません。でも、こんなわたしでよければ参考にしてください。

YouTubeでも解説しています。

音声だけ聞き流してもらっても学べるので、ぜひご視聴ください。

ベンチメンバーの決め方

ベンチメンバーは年代や大会ごとに人数が変わりますが、ここでは18名とします。

あなたの活動しているチームに置き換えて、いっしょに考えていきましょう。

実力主義

まず、ベンチメンバーは実力主義だということをはっきりさせていきます。

順番に交代したり、ジャンケンで決めるものではありません。

ベンチメンバーよりも部員数の方が少なければ、全員がベンチ入りですが、毎年そうとは限らないはずです。

つまり、ベンチから外れる人も多くいるわけですね。その子たちに納得させる基準が必要です。

ここで確認しておきたいのは「実力=バスケの力量」じゃないってことです。

基準をはっきりさせよう

わたしのチームは、この基準で実力を測っています。

  1. 社会性
  2. 賢さ
  3. うまさ

この考え方は「ボトムアップ理論」の第一人者、畑先生から教わったものです。

畑先生の著書はたくさんありますが、この本がわかりやすいです。

もしよければ、読んでみてください。

 

さて、「社会性」ということですが、人間性と置き換えてもいいでしょう。

  • 約束を守る
  • 一生懸命に努力する
  • 挨拶、返事、掃除ができる

こんな人間性を優先するわけです。

つまり、人から信頼される子を優先して選ぶってことです。

ユニフォーム名はチーム名

ユニフォームにはなんて名前が入ってますか?

個人の名前じゃなくて、チーム名だよね?

だからいつでもチームとして行動しよう

こんな話もよく言います。

わがままはしてはいけない。許すべきではないってことです。

うまさだけで決めない

なので、1番が社会性なんです。

  • うまいけど、遅刻する。
  • うまいけど、ウソをつく。
  • うまいけど、努力しない。

こんな選手を優先すると、チームの気持ちがバラバラになります。

「なんであんなやつを、先生は好きなんだよ」みたいな不平不満が生まれるんです。

もっと言えば、こういう生徒を育てないようにするのが、コーチングです。

  • 自ら考えて自主的に動く
  • 感謝の気持ちが持てる
  • 人から見られていなくても、きちんとできる

こういう生徒を育てたいですよね。

だからベンチメンバーの基準も、これを最優先するんです。

ポジションを固めよう

では、社会性はみんながクリアしたという前提で、バスケの話をしていきます。

まずは理想のチーム、ポジション構成を固めることです。

どんな5人にするのか構想を決める

バスケは5人ですが、どんな5人にしてもいいですよね。

  • 4ガード、センター1人
  • 2ガード、フォワード3人
  • 全員ガード

どれが正解、というわけでもありません。だからこそ、ここを固めましょう。

ちなみにわたしの場合は「1ガード、2フォワード、2センター」が良いと思っています。

例年、そんなに背の高い選手がいるわけではないので、スペースは広めの1−2−2セットを指導しています。イメージはこんな感じです。

それを3チームつくろう

ここが固まれば、あとはもうかんたんです。

それを3チームつくれば、15人ですね。

先ほどのわたしの例で言えば「1ガード、2フォワード、2センター」なので

  • ガード3人
  • フォワード6人
  • センター6人

という枠になるわけです。

最後の枠は、やっぱり社会性

これで18人のうち15人は決められます。

残りの枠は3人。

ここは今一度、社会性に戻りましょう!

  • 練習を休まず、毎日努力している
  • いつも声を出して、応援することができる
  • ベンチで水を出したり、気配りができる

こんな真面目な選手を入れてあげるべきです。

すると、チーム内に「努力は報われるんだ、ぼくもがんばろう!」という雰囲気が生まれる。ここがとても大事。

そしてわたしの経験上、こういったメンバーが試合に出ると、チームはめっちゃ盛り上がります!

もっというと「あいつを出場させるために、大量リードを奪おうぜ!」とレギュラーが燃えるんです。

チームの良い雰囲気を作り出すのは、努力が報われる時なんです。

生徒の意見も聞きましょう

さて、現在わたしはベンチメンバーを自分で決めていません。すべて選手に決めさせています。

理由はかんたんで、その方がいいからです。

生徒の自主性も育つし、責任も生まれます。

先生ひとりで決めない

逆に先生ひとりで決めるのは、危険です。

人間ひとりの決定なんて、思い込みの方が多いです。

先生といえど、たったひとりで何十人の生徒を見抜くなんて、不可能です。

どんどん生徒の意見を求めた方が、良いと考えてます。

時には生徒の方が厳しい決定をくだせることもあるのです。

言えなくても書ける子は多い

とはいえ「どう思う?」と先生に聞かれて、なかなか意見を言えない子も多いです。

そこでオススメなのは「書いてもらう」こと。

わたしは日常から、生徒と交換ノートをしています。

https://twitter.com/coach_manabu/status/1295319849443291138?s=20

特に最近の子は、SNSに親しんでることもあるのでしょうか。「言えないけど、書ける」という子が増えてきた気がします。

なるべく入れ替えてあげる

最後に、なるべくベンチメンバーは入れ替えてあげましょう。

  • 不動のスタメン
  • 不動のメンバー

聞こえはいいですが、これが長く続くと、選手のモチベーションはダウンします。

チームに活気がなくなり、絶対に弱くなるんです。

やっぱりチャンスが誰にでもある、そして努力が報われる。そんな雰囲気のチームの方がいいですよね。

なので、がんばっている人はお互いが認めて、ベンチメンバーが入れ替わるようなチームの方がいいとわたしは考えています。

まとめ

ベンチメンバーの決め方
  • 社会性を第一優先にする
  • ポジション構想を決める
  • それを3チーム作る
  • 最後の枠も社会性
  • 生徒の意見も大切に
  • なるべく入れ替える

というお話しです。

 

 

ABOUT ME
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三原学
1981年東京生まれ。小5からバスケを始める。早稲田大学では主務としてインカレ第3位に貢献。卒業後は、母校である安田学園高校の男子バスケットボール部を指導している。常に攻撃的なバスケットボールがモットーで「やって、見て、教えて日本一楽しいバスケ」を日々追及している。特にパス&ランのオフェンス指導には定評があり、選抜チームなどのコーチも歴任。ライセンスはJBA公認B級コーチ、B級審判。「5アウトのモーションオフェンス」「ドリブルドライブモーションオフェンス」など著書多数。運営ブログ「バスケの大学」はYouTube版も好評。
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今日もありがとうございました。

それでは、また。

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