こんにちは、三原です。
これを書いている2020年現在、NCAAや国際ゲームで最も使われているオフェンスは「ボールスクリーン・モーション」です。
この記事では、そのオフェンスを紹介します。
- 世界基準のオフェンスを学びたい
- オフェンスパターンを増やしたい
そんな方はぜひ最後までお読みください。
YouTubeでも解説しています。
音だけでも学べるようにしてあります。聞き流してください。
セットは5アウト
このオフェンスのセットは、5アウトです。
こんなような感じからスタート。

ここで大事なのは、5アウトだけど2人はインサイドプレイヤーとして固定するってことです。
- 4と5がインサイド
- 1、2、3がアウトサイド
大きくわけて、この2つの役割があります。
武器は2メンサイドのピック&ロール
では、具体的なプレイを紹介しますね。
コートを半分に区切って見たとき、
- 左サイドには2人(1、5)
- 右サイドには3人(2、3、4)
となっています。
広い方は左側の2メンサイドです。なのでこちら側から攻めます。
- 5が1にパス
- 1にピック
- 1がピックを使ってドライブ
- 5はダイブ
というピック&ロールのプレイで始めます。


キルゾーンまで行け
大事なことは、1がキルゾーンまでドリブルすることです。
キルゾーンとは、フリースローラインのあたりを指します。
ここまでドリブルで進めれば、シュートチャンスが作れる。つまりキル(kill=殺す)ことができるって意味です。
逆にキルゾーンまで進まないと、ディフェンスを崩せません。
ドリブルしたときはリングに向かって、キルゾーンを踏んでください。

逆サイドへの展開
キルゾーンまで行った1が狙うのは
- ゴール下までドライブ
- ジャンプシュート
- 5へのパス
この順番です。そしてシュートまで行ければ一番いい。
ただし、ディフェンスもがんばるので、最初のプレイでシュートに行けるほど甘くはないでしょう。
そこで、パスを逆サイドに展開します。
セフティーの位置に4がいますから、そこにパスです。
4のディフェンスはボールに寄っているでしょうから、ここへのパスは安全なはずです。
4ももらいやすい位置まで上がってあげましょう。

パスをしたら、今度は邪魔にならないようにクリアしましょう。
- 1はウイングに広がる
- 5は高い位置までリフト
こうしないと、続く右サイドのオフェンスの邪魔になってしまいます。
慣れてない選手は、パスをした後にその場に立ち止まりがちです。ここは先生がしっかりと教えてあげましょう。

逆サイドで2メンピックを
今度は、向かって右サイドで2メンピックをやるわけですが、右サイドには3人います。
これを2メンサイドにして、そこからピックに入ります。
バックドアに抜ける
2メンサイドの作り方はいろいろあるんですが、一番かんたんなのはバックドアに抜けることです。
4がボールを持った瞬間に、2はバックドアに抜けます。
もちろん、パスが通ればレイアップです。全力でダッシュします。

広くなったサイドでピックを
2がバックドアに抜ければ、3と4しかいなくなるので、スペースが広いですね。
- 4が3にパス
- 3にピック
- 2対2をする
というさっきと同じプレイを、右サイドでくり返すのです。


以上が、ボールスクリーン・モーションの基本です。
- 2対2をする
- パスを返す
- バックカット
- 逆サイドで2対2
- これをくり返す
というオフェンスの流れになります。シュートに行けるまで、しつこくくり返すのです。
ハイローポストのプレイ
もう1つ覚えておくべきは、ハイローポストのプレイです。
ピックして、ダイブしたセンターが、そのまま走り抜けるだけでなく、ローポストアップをします。
ここにパスが入ることがよくあるんです。
ドリブラーがローポストに入れる
- 2がドリブル
- 5がダイブ
この動き、流れの中で5にパスが入るのが理想です。
でも、ディフェンスにスイッチされたりした後も、5がポストアップすればチャンスが続きます。
5がシールして、そこにバウンズパスを入れてあげましょう。


パスでのハイロー
1から逆サイドの4にパスをした瞬間も、ローポストのチャンスです。
5はゴール下からリフトしてスペースを作るのですが、その前に、ディフェンスを押し込んでポストアップできるかどうか必ずチェックしましょう。
5のディフェンスは、ボールが4に行ったら「ふぅ、ここにはパスが来なかったぜ」と気を抜くんです。その瞬間にシールすれば、けっこうかんたんにポストアップできます。
ちょっと距離は遠いパスになりますが、4から5へのハイローポストを狙いましょう。

コンティニュティーなオフェンスを持とう
今日紹介したボールスクリーン・モーションの魅力は、コンティニュティーです。
つまり「終わらないオフェンス」ってことです。
動きが連続していて、ずっと続けられるように計画されたオフェンス。
これをぜひチームで1つは持っておきましょう。
このボールスクリーンでもいいし、なんでもいいです。
コンティニュティーがあることは、チームオフェンスを落ち着かせて、いろんなシュートチャンスを生むきっかけを作れます。
ぜひあなたのチームでもやってみてください。
記事を最後までお読みくださり、感謝しています!
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