こんにちは、三原です。
モーションオフェンスとは、
- まったくのフリーオフェンス
- がちがちのセットオフェンス
- その中間の良いとこ取り
そんなすばらしいオフェンスだという話を前回しました。
今日は具体的にセットの形を紹介します。
動画講義はこちらです。
この記事のもくじ
オフェンスは7つある
オフェンスを分けると、7つあります。
どうやって分けるのかというと「インサイドに何人おくか」で決めます。
チームにどんな選手がいて、何が得意なのかによって、どのセットにするか決めましょう。
7つのセットはこちら。
- 5アウト
- 4アウト
- 3アウト
- 2アウト(トライアングル)
- 1アウト(ボックス)
- 2−3ハイセット
- 1−4ハイセット
5アウト

誰もインサイドにおかない5アウトです。
ドライブや、オフボールのカットでリングを攻めます。
全員がアウトサイドもインサイドもプレイするので、
ファンダメンタルを身につけるのに最適です。
ミニバスや中学生など、バスケを始めてすぐの子たちには、
5アウトでプレイさせるとよいでしょう。
アメリカやヨーロッパではまず5アウトとドライブから教えるそうです。
わたしは高校生の指導者ですが、5アウトは教えています。
4アウト

センターに誰をおくかがカギです。
1対1のシュート力はもちろんですが、
パスをさばくことも得意なセンターがいいです。
外回りのプレイヤーにチャンスが増えることが多いセットですが、
リバウンドに行きにくいというデメリットがあります。
3アウト

もし迷っているなら、3アウト2インがオススメです。
これというデメリットが見当たりません。
- フロアバランスがよい
- 役割がはっきりしている
- リバウンドに入りやすい
このあたりがメリットになります。
センターを2人おくわけですが、その2人がたとえ小さくても
スクリーンをしたり、ドリブルで抜いたりすれば、じゅうぶん機能します。
また、アウトサイド主体のオフェンスにアレンジすることもできます。
シャッフルオフェンスはその一例ですね(過去記事、貼っときます)。
わたしは今までの指導歴では、この3アウト2インを作ることが多いです。
ただし、少しスペースが広めで、5アウト気味の形にしてプレイさせてます。
その理由は、やっぱり背が低いからです。
でも逆にいえば、工夫しても3アウト2インはできるってことです。
2アウト(トライアングル)

協力なセンターが3人いるチームが使うセットです。
常にハイポスト、ローポストにポジション取りをします。
スクリーンをかけ合ってノーマークを作ります。
アウトサイドからのドライブはほとんどありません。
1アウト(ボックス)

インサイドに4人、あえてせまくするセットです。
四角なのでボックスと呼ばれます。
常にこれを使うってチームは少ないですが、
サインプレイとしてはいろいろな形が考えられますね。
フレックスオフェンスは、もともとはこのボックスセットです。
フレックスオフェンス もっとも守りにくいセットオフェンスをわかりやすく解説 【バスケ戦術】
2−3ハイセット

4アウト1インを、全員がフリースローラインより上でプレイするセットです。
メリットはゴール下に大きなスペースを取ることです。
ハイポストのプレイヤーをスクリーナーにして、カットするプレイが多いです。
プリンストンオフェンスの「チン」という有名なセットは、これですね。
プリンストンオフェンス 「チン・シリーズ」 バスケのセットオフェンス解説
1−4ハイセット

最後は1−4です。
これは2−3ハイセットと同じですね。
全員がフリースローラインより上に上がって、スペースを広げます。
3アウト2インの変形ですね。
わたしの恩師、倉石平さんは「けっきょく1−4が一番守りづらいかな」と言ってましたね。
最近流行りのホーンセットも、1−4の仲間だと考えてください。
ホーンセット わかりやすく解説 【バスケのセットオフェンス】
まとめ:迷ったら3アウト2イン
さっきも言いましたが、ベストは3アウト2インです。
迷ったら3アウト2インをやりましょう。
そこからチームの適材適所に応じて、アレンジしましょう。
そのアレンジこそがモーションオフェンスの魅力です。
100人コーチがいたら、100通りのオフェンスがあるべきです。
その叩き台としては3アウト2インがいい。というお話です。
最後までお読みくださり、感謝しています!
この記事に共感してもらえたら、「バスケの大学・図書館」ものぞいてみてください。
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ありがとうございました。それでは、また。
記事を最後までお読みくださり、感謝しています!
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