こんにちは、三原です。
今回は『ピックロールを使うオフェンス「5メン・オートマチック」』というお話です。
これは育成年代の日本代表を指導しているトーステン・ロイブルさんの理論です。
ロイブルさんは現在3x3のコーチもしていますね。
さて、このオフェンスはマンツーマンに対する攻撃法で、ピック&ロールを使うオフェンスです。
5対5を半分に分けて
として考え、それをくり返すものです。

ポジションとしては
- #1=ポイントガード
- #2=シューティングガード
- #3=スモールフォワード
- #4=パワーフォワード
- #5=センター
です。
簡単にいえば
- #1、2、3はアウトサイド
- #4、5はインサイド
ということです。
ではさっそく行きましょう。
#1はどちらかにパスします

- #2にパス → 3対3をする
- #4にパス → #4との2対2をする
#2にパスをしたとします。
- #1はコーナーにカット
- #5は#2にピック
- #2はピックを使う
- #1はコーナーリフト
このように3対3をします。


これでシュートができなければ、
- #2から#4にパス
- #4から#3にパス
- ピックをして2対2
というように2対2に移行します。



このとき大事になる動きが#4と#5の「ダイブ&リフト」です。
- #3がドリブル
- #4がピックしてダイブ
この動きをするのですが、#5がゴール下に止まっていると邪魔ですね。
そこで「リフト」といって、ダイブと逆方向に上がるのです。


こうするとディフェンスはどちらにつくべきか迷います。
- #5についていけば、#4がノーマーク
- #4についていけば、#5がノーマーク
というようになります。


さらに、#5のリフトに対して、#2がそのままいると邪魔ですね。
だから「フレア」といって、遠ざかるように動きます。



整理すると、#3がピックを使う連携としては
- #4がダイブ
- #5がリフト
- #1、#2がフレア
という動きになります。
スペーシングが保たれるから、攻めやすいわけです。
これで攻められなければ、
- #3から#5にパス
- #5から#2にパス
- ピックを使って3対3
- #4がリフト
- #3がフレア
というようにピック&ロールを連続させます。



何度も何度もピックをかけることで、ディフェンスのずれを作るオフェンスです。
動画ではもう少し詳しく解説しています。
最後までお読みくださり感謝しています。
三原学でした。それでは、また。
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