こんにちは、三原です。
今回は「ピック&ロールを極める 2メン・オートマチック」というお話です。
これは育成年代の日本代表のコーチであるトーステン・ロイブルさんから直接教わった理論です。
2メンとは「2対2」のこと。
オートマチックとは「ディフェンスに合わせて動く」ということ。
- ピック&ロールを
- ディフェンスがこうだったら、こう
というように、選択肢を明確にした教え方です。
まずは45度でパスを受ける
45度でパスを受けるメリットは
- ハイポストにも
- ロ―ポストにも
- どちらも同じ距離でパスできる
- 1対1もしやすい
ということです。
45度でパスを受けるためには
- 3歩ディフェンスを押し込んで
- Vカットで上がる
これをロイブルさんは「3ステップ・コントロール」と呼んでいます。

パスを受けたら(図なら)
- ボールが左から来たら
- 左足を軸にして
ゴールを向きます。
①ジャンプシュート
#2がピックに来たら、#1は
- 逆サイドにフェイクして
- ドリブル
このようにピックを使って、ディフェンスをぶつけます。


ポイントは
- ドリブルを2つで
- コートのまん中まで行く
ということです。
コートのまん中まで行けば、ディフェンスは広がりますから、攻めやすくなります。
なるべく広くすることが大事です。
ディフェンスが引っかかったら、ジャンプシュートです。
②ダイブ
ジャンプシュートさせないようにディフェンスはスイッチします。
そうしたら、#2がゴール下に走りこんでダイブです。
バウンドパスを入れて、#2がシュートです。

ポイントは、#2が「フロントターン」して走ることです。
#1と#2が一瞬で広がることがディフェンスを守りにくくさせます。
③ポップ
#1にディフェンスが2人寄った場合です。
#1はゴールから遠ざかるようにドリブルをします。
このときは#2がダイブできそうですが、
#1との距離が遠いので、パスが難しくなります。
加えて、だいたい逆サイドのヘルプが寄っているので、パスカットされます。
そこで、コーナーにポップ(広がる)しましょう。
ノーマークでジャンプシュートができます。

④スリップ
#2がピックに行きます。
それをディフェンスが先読みしているときの攻めです。
このときは
- スクリーンに行くふりして
- 即ダイブ
という動きをします。
これを「スリップ」と言います。
滑り込むように走れば、#1はドリブルすることなく、#2にパスできます。

いかがでしょうか?
- 45度でパスを受ける
- ひっかかった → ジャンプシュート
- スイッチ → ダイブ
- ダブルチーム → ポップ
- 先読み → スリップ
このようにディフェンスの状況に合わせてプレイを選択する。
2メン・オートマチックというお話です。
動画ではもう少し詳しく解説しています。
最後までお読みくださり感謝しています。
三原学でした。それでは、また。
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