こんにちは、三原です。
先日、こういったツイートをしました。
デューク大の3アウト2イン。センターのピンダウンスクリーンでエントリーして、ハイローポストで攻める。たぶん50年以上前からあるプレイですが、今でも良いものは良い。能力が高い選手がいるからできるってのもありますが、バスケはシンプルな方が強い典型例ですね。
pic.twitter.com/59BQJFRC5H— 三原学@バスケの大学🏀 (@coach_manabu) November 7, 2020
そう、わたしはやっぱりセンターを2人置く「3アウト2イン」が一番いい戦術だと信じています。
最近はいろんなセットがありますが、結局はこれがいいと思う理由を説明しますね。
戦術に迷っている指導者の方は、ぜひこの記事をお読みください。
ちなみにこの話は、YouTubeでもお話ししています。
聞き流しでもOKですので、ぜひのぞいてみてください。
理由は5つあります
ということで、さっそくわたしが考える理由はこの5つです。
- パスゲームがしやすい
- ペイントの得点が増える
- リバウンドに強い
- ゾーンを攻めやすい
- プレスも運びやすい
パスゲームがしやすい
最近はドリブルが主流になりつつあります。
でも、ドリブル主体のバスケは、チームの中心選手はうまくなりますが、全員をうまくすることはできません。
一方、パスゲームは、基本的にボールを触る回数は均等です。
オフェンスの融通性にも優れているので、得意な技に応じてアレンジもしやすいです。
パスゲーム主体の戦術をするチームは、練習で全員をうまくすることができるでしょう。
ペイントの得点が増える
結局、バスケはゴール下のシュートが多い方が勝ちます。
当たり前すぎることですが、これを忘れがちです。
3ポイントをたくさん打つチームが増えてきましたが、必ずしも確率の高いシュートとは言えません。
そして3ポイントを打つにしても、一度はペイントを攻めて、ディフェンスを収縮させた方がいい。
そのためにも2インサイドが必要です。
リバウンドに強い
センターに2人いれば、やっぱりリバウンドは強くなります。
オフェンスリバウンドでシュートチャンスが増えるのはもちろんですが、取れなくてもリバウンドに突っ込むことで、相手の速攻を防ぎやすくもなります。
ゾーンを攻めやすい
ゾーンディフェンスをされると、基本的にはセンターが2人いないとうまく攻められない。わたしはそう思います。
ゾーンって中を固められるんで、外ばかりパスが回しやすい。
だから外、外、外にパスをして、シュートしちゃいがちなんですよね。
そうすると、リバウンドに行きにくいので、思うツボなんです。
逆にインサイドがいれば、いろんなプレイでインサイドを攻めれます。
スペインピックのゾーンオフェンス版。うまいこと考えるなぁ。
pic.twitter.com/9Ja1ykfnHk— 三原学@バスケの大学🏀 (@coach_manabu) October 4, 2020
プレスも運びやすい
オールコートも、ハーフコートも同じですが、プレスされたら「真ん中」にボールをつながない限り運びが苦しくなります。
逆にセンターが2人いれば、交互にフラッシュポストしやすく、つなぎやすいです。
ゴンザガ大のハイローフラッシュ
・センターがハイポストに
・パスをつなぐ
・ローポストにパスウイングがディナイされてるときは真ん中にスペースがあります。なのでフラッシュポストがかんたん。プレス運びも同じで、センターサークルにフラッシュすれば運べます
— 三原学@バスケの大学🏀 (@coach_manabu) July 12, 2020
他のセットの特徴
以上が主な理由です。
でも、他のセットにもいろいろメリットがあります。
4アウト1イン、5アウトはスペースが広く、ドライブしやすいです。
ドリブル主体の最近は、ドライブしやすいという理由で、4アウトや5アウトを採用しています。
先ほどあげた理由の5つをもう一度見ますが、
- パスゲームがしやすい
- ペイントの得点が増える
- リバウンドに強い
- ゾーンを攻めやすい
- プレスも運びやすい
1と2だったら、4アウトや5アウトでもできるはずです。
しかし3の「リバウンド」はどうしても弱くなります。
そして、最大の短所は4と5。センターが2人いないとゾーンやプレスされたときに、お手上げです。
いろんなことを考えて、3アウト2インがやっぱりおすすめです。
背が低いチームもできる
ここまでお読みのあなたは「背が低いチームはどうするんだ?」という反論をお持ちかもしれません。
でも、大丈夫。
結論は「そのままやればいい」です。
スクリーンを使ったり、ハイポストのプレイを増やすことで、身長差はいくらでも克服できます。
高校生男子のケースですが、170センチ代でも、ハイポストなら十分にプレイできると思います。
バスケのセットオフェンスはセンター2人を置く「3アウト2イン」が一番安定します。
・ウイング
・ハイポスト
・ローポストで三角形をつくりパスで攻める方法です。「うちの選手は背が低いからできない」と言う人も多いですが、練習をすれば身長差15センチは余裕で克服できますよ👍🏀 pic.twitter.com/x5IhGFf0qH
— 三原学@バスケの大学🏀 (@coach_manabu) May 6, 2020
ガードもポストプレイできるとなおいい
加えて、ガードの選手もローポストアップできるようにしましょう。
多くのチームは、ガードの選手はポストを守るディフェンスに慣れていません。
なので、センターが1対1するより、ガードが1対1する方が、かんたんに点数が取れたりします。
背が低い選手にこそ、パワープレイを教えてあげましょう。
最後にまとめのツイートを。
https://twitter.com/coach_manabu/status/1352578506421542915?s=20
記事を最後までお読みくださり、感謝しています!
このブログをお読みのあなたは、きっとバスケの悩み、特にチームづくりのことでいろいろと悩んでいることでしょう。
バスケの指導は不思議なもので、やればやるほど何が正解か、わからなくなります。
そういうわたしがそうでした。
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ありがとうございました。それでは、また。